ソフトカプセルの特徴
ソフトカプセルは、液状の内容液をカプセル皮膜で包み、成型加工したものです。
その形状は実に様々なものがあります。内容液の密封性・安全性に優れ、長期保存が可能となっています。液体と固体の成分を合わせて加工することができるため、総合健康食品・マルチサプリメントとして幅広く活用されています。
ソフトカプセルの製造工程
原料を処方通りに秤量します。内溶液はベースとなる下地を作り、これに秤量した原料を投入して撹拌混合・脱泡を行います。皮膜となるゼラチンは加温溶解し粘度を調整してゼラチン溶液を完成させます。
ロータリー式ソフトカプセル成型機では、一対の円筒型ダイロール
に2枚のゼラチンシートを通し、ダイロールが回転する際の圧力でゼラチンシートを打ち抜きカプセルを成型します。これと同時に薬液ポンプより内溶液が圧入されます。
カプセルを乾燥させます。成型された直後のカプセルは皮膜の水分含有量が多いため、タンブラーを用い、回転させながらゆっくりと乾燥させます。
乾燥させた後のカプセルを形状選別機に投入し、規格外のカプセルを取り除きます。
お客様のご要望で、カプセルに文字やマークを入れる場合にはレーザーマーカーを使用し、印字します。
ソフトカプセルは、ローラータイプの検査台を使用し、カプセルが
回転することで、全体の検査が可能となっています。